HOME > 臨床協力者からの改善報告 > ステップ1 2021年8月4日

シミ・くすみ40代(女性)

▼Q1.皮膚疾患で病院に通ったことはありますか。
はい

▽疾病名
虫刺症と(虫刺症のかき壊し、ニキビ跡などの)炎症後色素沈着


▼Q2.Q1で「はい」と回答された方にお聞きします。病院での治療に満足されましたか。
いいえ

▽Q2.具体的に
痒みや赤みの箇所を意識的にも無意識でも指で触れて掻いたり擦ったりして悪化させてしまうため、飲み薬とステロイド外用剤を処方してもらいました。その際、紫外線対策も併せてするように言われ、日焼け止め剤のサンプルをもらったのですが、その日焼け止めで余計に痒みと赤みが強まり、慌てたことがあります。最初の診察から1週間後、2回目の通院で、ある程度虫刺症の症状が治まったことを確認され、「もう来なくていいよ」と言われました。こちらとしては、気になる症状が完全になくなることを目指したかったのですが、男性の先生ということでそれを言えない雰囲気があって、仕方なく言葉を飲み込んで帰り、結局それっきりとなりました。今通院している皮膚科でも、虫刺症を悪化させないための軟膏を月に1回決まった数量分処方してもらうだけで、肌の相談や話はしたことも、しようとも思わないです。皮膚科は大体そうだと思いますが、患者さんが多く、待ち時間は長くて診察時間は短いことも関係している気がします。


▼Q3.皮膚臨床技術研究会の会員クリニックがあったら通院してみたいと思われますか。
はい

▽Q3.理由
皮膚科は、内科、外科、耳鼻咽喉科などの診療科とはまた違った独特の敷居があるように思います。私自身、大人になってから虫刺されの痒みや赤みくらいで皮膚科を受診してよいものか、随分考えました。子どもの症状ならまだしも、大人で、しかも気になる症状が生活に支障を及ぼすほどの大きなものものでない限り、ドラッグストアなどで購入できるケア商品や化粧品(で改善すると思っている人がまだ多いことも問題ですが)でなんとかしよう、なんとかできるという誤った認識や知識を持っていると思います。「肌で気になる箇所は隠そう」という思考もあるのかな。これらは、皮膚科が身近でありながら受診することに慎重になってしまう診療科であることの証だと感じます。「非接触生活」に通じている先生やクリニックがあれば、そういう意味でも、受診しやすい(通院しやすい)し相談しやすい気がします。でもその前に、皮膚科に非接触生活に関する案内やリーフレットが欲しいです。今の皮膚科は、水虫に関するものや乾癬(最近広告やリーフレットをよく見ます)、「夏に要注意、日常に潜む危険な虫たち」の紹介などでした。


▼Q4.非接触生活を始めて、現段階で肌に変化はありますか。
ある

▽Q4.具体的に
講座の最中にも配信されるメルマガを読んだり、牛田先生の著書を読み返したりする中で、改めて自分の生活や非接触生活についての8項目を見直し実践することとなり、その上でASVCの使用があったので、これまで以上に、肌の再生力を感じること、信じることができました。「健康」という言葉は「からだ(や心)の状態」を指して使うことが多いけれど、「肌」や「皮膚」にこそ使いたくなるような感じ。非接触生活を始めること、そして続けることで、健康な肌を健康な皮膚を保つことができるんだなと体感できた3週間でした。ASVCの1回目の追加申込み時にも書きましたが、肌がサラサラになって、普段衣類の下に隠れている肌(お腹やお尻)のような何もしなくても滑らかな肌を、この数年でいちばん顔の肌で実感できています。気になっていた色素沈着や虫刺され跡(小さい頃から顔をよく刺されやすくて、比較的最近の虫刺され跡も)が、日を経つごとに、ゆっくりではあるけれども確実に、輪郭がぼやけて他の肌部分との境目が目立たなくなってきていることが嬉しくて感動します。本当に、肌は皮膚は、内側から再生していくんだなあ、作られていっているんだなあとつくづく思います。洗顔と洗髪についても、その日の皮脂や汚れをお湯で洗い流すというシンプルさゆえ、疲れも一緒に洗い流すくらいの気楽さで行うことができて、一日の終わりの良いリセット習慣です。お風呂上りからベッドに入るときには、「このまま寝て翌朝起きるころには、肌がまた少し回復?再生?していっているんだろうな」と思えるので、睡眠の大切さだったり毎日の食事や適度な運動の心がけだったり、肌のみならず自分自身を愛でていくことにもつながり、良い循環が続いている感じがします。ありがとうございます。


▼Q5.お湯洗髪に挑戦してどのくらいですか。
1年以上


▼Q6.小麦粉シャンプーなどの補助品を使って、お湯洗髪はスムーズにできそうですか。
使わなくてもできた


▼Q7.8項目のうち、実践が難しい項目はありますか。
ある

▽Q7.できていないものにチェックをしてください。
(5)肌に触れる衣類や寝具は指定の洗剤で洗う

▽Q7.具体的に難しい点をお書きください。
我が家は祖父母が住んでいた当初(昭和初期)から生活用水が井戸水で、すぐ隣に田畑もあったため、片付けや洗濯、掃除に洗剤を使うことがご法度になっていました。平成になって下水環境が整ってからも、井戸水を使ったお湯のみで洗う生活を続けていて、紹介されている指定洗剤を購入したことがありません。洗濯の仕方は、まずは太陽熱で温まったお湯を使って予洗い(外出した後の衣類は2~3回、新品購入の衣類は3回~4回繰り返します。以前浴槽用に使っていた太陽熱温水器が複数あるので、こういう洗い方ができています。)をしたあと、仕上げ洗いという感覚で普通に洗濯するという方法をとっています。お湯を使うので、普段着として使える布地や素材は限られているし、衣類の消耗の度合いや購入の頻度が人より高いかもしれないけれど、ずっとこの方法です。


▼Q8.非接触生活を行っての感想や質問、お湯洗髪のコツなどがありましたら教えてください。
本来「肌は強い」ものなのだと非接触生活を実践する時間や月日が経つごとに感じています。それでもスキンケア商品の多くは、敏感肌やニキビ肌、季節や周期で揺らぐ肌タイプなどにアプローチできるといった観点から商品化されていて、自分の肌を良くしたい、肌悩みを改善したいという気持ちが強ければ強い人ほど、それらを使って、より肌を弱くさせてしまっているという事実。特に今の若い人たちは、私たちの頃より、肌荒れしている、肌を傷めている割合が高い気がしています。清潔志向(清潔重視)という今のおかしな意識とその高まりが、過剰な洗浄、除菌や抗菌となって、肌への余計な刺激や接触になってしまっているんですよね。どこに行ってもキレイでピカピカで気持ちいいし、確かに安心できる恵まれた生活だけれど、その結果、生活者である私たちの皮膚が薄くなりバリア機能を果たせなくなっているという現実はなんとも悲しいです。あれ、話が逸れてしまいました。非接触生活を始めると、化粧品売り場や洗剤、シャンプーなどの売り場コーナーを素通りできるようになり、そのことに清々しさを覚えるので、その感覚を多くの人に味わってほしいです。